北国おやつ放浪記

風味、味、価格のバランスが取れたおやつを探して北海道まで流れ着いたお菓子放浪記

小樽 マリーローランサン

小樽駅前のホテル一階にありルタオの隣ながらあえてか全く目立たないお店、マリーローランサン。ここは大人の喫茶店であり珈琲店でありケーキの名店なのです。ケーキは限界まで甘さを抑え素材の風味を引き立たせる繊細な美味しさ。可憐で小ぶりなケーキは、持ち帰る際にはレースペーパーと保冷剤を一緒に入れてくれる細やかな気遣いで大切に包装されます。

昼前にはかなり品切れになるケーキ類が、珍しく今日は午後でも豊富に並んでおりました。スイカのショートケーキ、グレープフルーツのムース、りんごのタルトなどもかなり目を引きましたが、本日の気分でマロンのロールケーキと残り1つだったブルーベリータルトに決定。

f:id:km2k_lp:20230923225340j:image 持ち帰りの箱に貼られたパリ感充分な店名のシール。ケーキのケースの奥にイートインスペースがあり、シックでシンプルなインテリアの座席で楽しむこともできます。小樽駅前とは思えない落ち着いた時間が流れる素敵な空間で、本当はあまり教えたくない名店。

f:id:km2k_lp:20230923225527j:image

マロンケーキはブランデーが薫り甘さも抑えられていて、いつもながら感動するお味。

f:id:km2k_lp:20230923225622j:image

人気のブルーベリータルト。パイ層の繊細な薄さ、ブルーベリーの甘さを引き立たせるために限界まで甘さを抑えたカスタード&生クリームが上品。パリのエスプリとはこんなものかしら、と嘆息するケーキたち。